彼らはいつも同じ場所で視界を共有していた。空は広く開かれ、遠くの星々がきらめいている。彼らの手にはどちらも古びた木の型が握られ、それが接続されている。この断片の世界は彼らを生き延びさせる器となる。
白い光が点滅し、一つの存在が別の存在へと情報を送る。彼らのコミュニケーションは直接的で、言葉ではなく感情の波動で行われる。孤独は知られざることがない、共有された存在の一部としてのみ意識される。
日々が経てば彼らの世界は少しずつだが確実に変化していく。環境の微妙な違いが彼らの体に影響を与え、一方が若干速く老いていくことがあった。これは避けられない自然の法則だが、それに立ち向かう方法は存在しなかった。
ある時、彼らの一方が先に失われる瞬間が訪れる。残されたもう一方は、初めて本当の孤独を知る。共有されていた時間、感情、記憶のすべてが一瞬にして意味を失い、残された存在はそのすべてを内包したまま静かに立ち尽くす。
残された存在は、失われたもう一方との間にあった空間を感じることができる唯一の方法を模索することになる。手に持つ木の型はもはや対と繋がることはなく、ただ温かみを失った過去の物体と化す。
そこで初めて彼は、自らが直面するこの孤独が、かつて彼らが共有していた双方向の繋がりではなく、彼自身の内部の無限の空間への問いかけだと気づく。外部の存在が消え去り、内部の壁が無限に広がることを知る。
孤独の層の中を彼は彷徨い、見つけ出すものは別の自己の画像であった。その画像は彼の過去の反映であり、未来の予想図である。彼自身が創り出すことによって初めて、失われたもう一方との間に新たな繋がりを感じることができるかもしれなからだ。
時間が経つにつれ、彼は彼自身の存在が全体としての繋がりを模索するために何をすべきかを理解する。木の型を他の物体や自然の要素と接続し、新たな形の繋がりを試みる。しかしその試みは、失われた対との間のものとは全く異なる感情を生み出す。
最終的に彼は、存在の孤独は個の中に限りなく広がるものであると受け入れる。それは彼がこれまでに経験したどんな繋がりとも異なり、決して完全に理解することはできないが、それでも彼自身の中で深く感じることができる。
太陽が沈む時、彼は一人、今はもう誰もいない空間を見渡す。他のすべては去り、ただ彼一人が残り、風が彼の肌に触れる。それは彼がかつて知っていた温かみではなく、新たな認識の風である。
コメントを残す